午前5時00:起床
7時00:朝食
7時50:参拝
9時00:高野山出発
午後4時00:山ノ内町着
帰路:高野山~橋本市~河内長野市~大阪~(名神)~滋賀~小牧~(中央道)~
飯田IC~信州中野IC~自宅
-----------------------------------------
【本日の参拝】
・奥ノ院
朝の勤行、午前6時30分から始まりました。
6人の僧侶によるお経を読む中、ご焼香致しました。その後地下に案内され、お釈迦様の骨の「仏舎利」を見せていただきました。米粒ほどの骨でした。
その後、朝食。簡素な朝食をいただきチェックアウト。事務所に行き精算をお願いしました。財布を開けてみて愕然としました!
「なんと1万円が1枚消えていました・・・」
宿坊なのでカードが使えないと思い、1万円札1枚、千円札4枚を財布に入れておきました。見事に1万円札1枚だけ抜き取られていました・・・
宿坊の方にその旨説明すると、過去に盗難事件は一度もないとのこと。
「大変不愉快な気持ちにさせて申し分けございません」とのこと。
私もお遍路の途中なので、もめごとは避けたいので大人の対応をしました。
99%そのお寺の修行僧だとわかっていても、なすすべなし・・・
ちなみにカードでの支払いはOKでしたのでカードで支払いました。
やや不愉快な気持ちが残る中、宿を発ちました。
これもきっと弘法大師さんの教えなのだと、自分に言い聞かせました。
「これからの人生、油断せず精進しなさい」と。
そのように思うと、いつしか怒りも治まりました。
自分でも「88カ所を巡拝したので人間が大きくなった!」と、自分を褒めましたよ~
これからは、貴重品など大事なものは必ず預けることに決めた瞬間でした。
(中の橋の駐車場に着きました)
いよいよ奥ノ院に、お礼参り致します。
手水場で、身を清めて歩を進めます。
杉木立の中を歩くと、戦国大名たちの墓をはじめに20万基の墓が奥の院まで続きます。
「すごい」の一言。
駐車場から歩くこと10分ほどで、奥ノ院手前の橋(御廟橋)に着きました。
ここで深く一礼し、橋を渡りました。
ちなみに、この時間納経所にはすでに15~20人ぐらい並んでいました。
(納経所は8時30分から開くので、まだ30分近く待つことに)
昨年もそうでしたが、この御廟橋を渡るとそこは「聖域」となり、空気が変わるのがわかります。そしてゆっくりと歩を灯籠堂を参拝し、御廟の前に立ちました。
(目の前には弘法大師さんがいます)
線香と燈明を上げ、ゆっくりと読経をしました。そして・・・
「無事に巡拝できたのも弘法大師さんのお導きです。ありがとうございました」と。
次に灯籠堂の地下に行き、お大師さんにいまだ食事を上げているという場所の前に行き、 再度お経を唱えました。これで14日間のお勤めを全て終了致しました。
(納経所に行ってみると先程より長い列が・・・)
でも待つこと10分ほどで、納経帳に揮毫とご朱印をいただきました。あと御影(おすがた)2枚いただきました。奥の院での御影は1枚300円です。
で、御供所隣のお休み処でお茶を一杯いただきながら、納経帳に目をやり、お遍路の余韻に浸りました。
「感無量」・・・
しばらく納経帳を見ていて、時間が経つのを忘れました。
その後駐車場に戻り、自宅にナビをセット!
現在の時間は午前9時ちょうど。ナビの到着時間を見ると午後5時です。
気合を入れて、高野山を後にしました!
ゆっくり帰ろうと思いましたが、気持ちは高ぶり高速道路をかっ飛ばしました。
家に帰る前に、久しぶりにいつもの温泉に行きました。この14日間の疲れを癒そうと思いましたが愛猫(子猫)のことが心配で心配で、20分ほど温泉に入っただけで家に帰りました。そしてその晩、御影(おすがた)を眺めたり、納経帳を見ながら冷たいビールをいただきました。またまた感無量・・・
そして、四国お遍路2巡目が無事に終了しました!!
今回3巡拝目に入り10番寺まで参拝しました。
次回は11番寺からのスタートになります。
また来年も必ず四国に行きます。
その時にも「同行二人」よろしくお願い致します!!
2015年6月1日
巡礼者 山本 浩三