2016年8月23日(3日目)
起床5時30分。台風一過の朝、なんと快晴です!
さっそく朝ぶろに行き、目を覚ましました(またまたヌルヌルの湯を堪能しました)。
その後、荷物を車に積み込み、午前7時朝食。
一番乗りしてバイキング料理をいただきまして、簡単に食事を済ませてチェックアウト。
昨日参拝できなかった21番寺に向かいました。栃木県側より向かいましたが、山道は相当狭く車のすれ違いが困難。茨城県側より向かうのがベストでした。
台風の影響で、お寺さんに向かう道路上には倒木やら折れた木々が散乱していました(車から降りて木を取り除く場所もあり)。
21番日輪寺(茨城県)
・山の上にあるこじんまりとしたお寺さん
・本堂の中に入りお参りします
・ご本尊の前に座り、読経できた!
・納経所も本堂の中にあり
・駐車場は広い
参拝者は私だけ。本堂に入ると住職がいたのでご挨拶をしました。住職のすぐそばで読経開始(やや恥ずかしさあり)。
納経印をただいた後、「良いお参りで!」と、暖かい言葉をかけていただきました。
19番 大谷寺(栃木県)
・大谷観音として有名
・岩壁と合体したお寺さん
・観音堂のご本尊は磨崖仏(感動した)
・拝観料400円(駐車場代含む)
・資料館ありで、見どころが多い
大谷石が有名であり、観光客が非常に多いお寺さんである。磨崖仏には圧倒された。
17番 満願寺(栃木県)
・出流観音として有名
・境内は広く、山岳霊場といった感じ
・納経所は広く、対応も心地よい!
・観音堂は歴史を感じ、荘厳な雰囲気
・駐車場は広い
18番 中禅寺(栃木県)
・拝観料500円(駐車場無料)
・観光客が非常に多い
・小坊主さんのガイド付き
・お守りなどご利益品が多く売っている
・納経所は、和顔愛語なし
観光客相手のお寺さんのようで、ご利益を感じることがなかった。
午後2時30分、参拝終了。
この時間また雨が降ってきました。
小雨の中、予定通り16寺参拝し午後3時、中禅寺をあとにしました。
達成感を味わいながら中禅寺湖畔を走り、丸沼スキー場でトイレ休憩。
スキー場は平日でも賑わっていましたね~
沼田まで走り時間を見ると午後4時30分。予定では志賀草津道路で帰る予定でしたが、閉鎖となる午後5時までには間に合いません。
中之条を抜けて菅平経由で帰ると、山ノ内町着午後7時過ぎ。
早く帰りたいので高速を使って帰ることにしました。
やはり台風の影響で、21番寺を予定通りに参拝できなかったのが痛かった・・・
沼田市内に入ると、なんとゲリラ豪雨がお出迎え!ワイパーが効きません。
高速に乗り湯沢ICまで。雨の為、高速道路は50km規制でみなさんゆっくり運転しています。でも谷川岳を通過するころには雨も上がりました。
そして湯沢ICで下りて十二峠を抜けてR117号線にて無事に山ノ内町まで帰って来ました(午後6時40分着)。
【坂東三十三観音巡礼 区切り打ち1回目】
今回、4県16寺の参拝でした。四国お遍路と比較しながらお話しすると。
まず一番感じたことは、納経所の方の対応が非常に明るく、そして人間味があるということ。「どちらからお越しですか」「気を付けてお参り下さい」「良いお参りでした!」と、すべてのお寺さんに声をかけられました(あ!中禅寺だけはそうではなかった)。
ちなみに、四国八十八か所のお寺さんの場合。
人間味のあるお寺さんもありますが、8割以上のお寺さんの納経所での対応は事務的に処理されます。心を込めてお参りした後に(納経所の対応で)不愉快な思いをすることもありました。なのであまりにもひどい対応のお寺の御朱印はいただかないように決めています。大事な納経帳が汚れてしまいますからね。
藤井寺や焼山寺のように威厳のある態度なら好感を持ちますが、「威厳」と「威張る」を勘違いしている納経所関係者が多いのも事実です。また極楽寺・安楽寺・志度寺さんのように「和顔愛語」のあるお寺さんには、毎回心癒されます・・・
(話を戻します)
次に今回の16寺を参拝して、本堂(観音堂)が荘厳で見事で、古さと歴史を感じました。また境内が広く、樹木等の緑が多いこと。あと立派な山門から境内まで長い石階段を上るお寺さんが多かったですね。いずれにしても立派の一言です!
そして一番の感動は、本堂または観音堂の中に入り、仏さまを拝みながら読経できたお寺さんが数寺あったことに感動しました。
四国には88のお寺さんがあるが、このような環境はないかと。いや失礼「弥谷寺」と「香園寺」がありました。
今回2泊3日と短期間でしたが、良いお参りをすることができました。
「延命十句観音経」も脳裏に刻むことができ、ほんの少しだけ徳を積むことができたような気がします!
では次回は神奈川県・東京都・千葉県を巡礼します。